きっかけはTwitterのタイムライン。
「$3.50(420円)で1人の子供に1週間分の食糧を提供できる国連World Food Programme(WFP)のアプリ」というように紹介されていて興味を持った。
・ShareTheMealとは
ShareTheMealは、あなたと、支援を必要としている子どもたちが「食事をシェア」できるお手伝いをするアプリです。1人の子どもに1日分相当の食事を提供するには 60円がかかります。
要するにアプリを通して飢餓撲滅の活動に少額から寄付ができる。
これは国連WFPのイニシアチブとして立ち上がったプロジェクトで、募金の運営主体が信頼できる点は大きなポイントかもしれない。
自分は街頭募金などは逡巡しながら通り過ぎるタイプで、「金額は?何に使われる?信用のおける寄付先なのか?」とかゴチャゴチャ考えてしまう。結局家に帰ってから色々調べてやっと活動を支援する気になったり…
現状ShareTheMealへの寄付がスマートフォンのアプリからと限定されているのは面白いと思うし、以下の点を見ても吟味しつつ簡単に寄付ができるプラットフォームがあるのは良いことだなぁと。
・スマホを使って簡単に飢餓撲滅の活動に寄付することができる。
・寄付金額は60円から(子ども1人に1日分の食事を提供できる金額)で、寄付先を選ぶことができる。
・プロジェクトの進展や活動の成果が報告される。
・SNSとの連携を使って活動を促進できる。
・使ってみる
必要なもの
・スマートフォン
・支払い用のクレジットカード、またはPayPalアカウント
1.アプリのダウンロード
iOSはApp Storeから
AndroidはGoogle Playから
起動するとFacebook連携や通知の設定が出るが、これらは「後で」を選択しても良いだろう。
2.寄付先を選ぶ
その後すぐに現在寄付を募っている各地のプロジェクトを見ることができる。iボタンで詳細が見られる。各プロジェクトの目標までの進捗状況も表示されている。
2018/1/17現在、5つの寄付先がある。
・ロヒンギャの子供たち
・イエメン
・シリア
・ナイジェリア北東部
・ハイチ
今回は試しに達成率が一番低かったナイジェリア北東部へ寄付をする。チームに関しては後述するが、選択した状態で寄付を行うとチームの合計寄付数(○食分で表示)が増える。選択しなくても寄付できる。
カード情報の登録後、寄付するを押して完了。
基本的な使い方はこれだけ。アプリ内では「バッジ」機能があり、特定の条件を満たすことでバッジが付与される。(プロフィールの表示にはfacebook連携が必要で、アイコンや名前もfacebookに同期される)
・その他の機能を試してみる
基本的な使い方だけでもアプリの使い勝手の良さ、優れたデザインを実感できたが、ShareTheMealには活動を促すための工夫がいくつか見られる。
1.自分の食事の写真と寄付活動をSNSでシェアする
アプリ内のカメラボタンを押すとカメラモードになる。目の前の食事を写真に撮るか、カメラロール内の画像も選択できる。
好みのフレームを選ぶ。
ちなみにアプリの設定を英語に変えると、フレームの文言も英語になる。
寄付先を選び、最後にSNSでシェアをする。右下のシェアを押さずに閉じると戻れないので注意。(まあ寄付後にアクティビティからTwitterシェア押すと出る文言コピペして画像は別に貼り付けることができなくもないですが)
2.Team(コミュニティ)機能
個人だけでなくみんなで寄付活動をしよう!という機能。「チャレンジ」と呼ばれる寄付目標を設定することができたり、「そのチームメンバーが合計何食分の寄付をしたか」が積み上げられていったりする。
毎回寄付時にチームの選択ができ、選択した状態で寄付したチームには参加したことになる。
誰でもTeamは作ることが出来るが、チャレンジの設定、チームプロフィール(アイコン画像や説明文)をカスタマイズするには
チームプロフィール(画像と説明)をカスタマイズする、またはチャレンジを設定する場合は、メール(support@sharethemeal.org)でご連絡ください。
とのこと。
個人的にはこのチーム機能、どんな組織や団体でも手軽に慈善活動を開始できる点にすごく魅力を感じた。
・最後に
SNSでシェアする機能を見て正直な話「自分の食べる美味そうなご飯の写真と寄付報告になんの関係があるのか?」と思ったが、
「ご飯の写真撮って寄付してSNSに投稿!」と寄付とSNSの親和性を高めるのにご飯の写真は一役買っている感じと思えば得心が行く。氷水を頭からかぶるのも拡散のためのシンボルとしての行為だったしね。
日本人的なお話をすると、プロフィールを表示するための連携がfacebookしかないのがツライ。Twitterあたりやってもらえるとチームの結成も幅が広がるように思う。チーム参加の際に実名と顔写真が必須だとインターネット上の交友関係でチームを組むような使い方は難しそう。自分がそういう使い方できたらなと思っているだけだけど。
ちなみに基本的にカード決済になるが、デビットカードも使えるし、Vプリカやその他ブランドプリカも使えると思うので、やろうと思えば未成年者でも参加は可能。
…インスタ映えしそうなご飯に出会った時は美味しいものが目の前にある幸せに感謝しつつShareTheMealを通じてTwitterに上げようかなぁなんて思います。Instagramやってないからね…。
終わり。
参考にさせて頂いたサイト
シリア難民の子どもに食事支援を! アプリ『ShareTheMeal』でサクッと募金してみた
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