最近にわかにダーツにハマっています。家にこもっていても永久的に遊び続けられるのが性に合っているようです。
ふと「僕の周りはダーツやってる人いっぱいいるけど、世の人々はどうなのでしょう」と思い至ったためググったのですが、詳しい統計資料は特に発表されていません。
そこで、様々な参考情報を拾い集めて想像してみることにします。果たしてダーツの人気は高まっているのでしょうか。
※僕はダーツ初心者で、ソフトダーツの事柄が中心です。
要するに・・・
1.ダーツを年に1回以上プレーする国内の競技人口は580万人。
2.ソフトダーツマシンの導入店舗数はこの10年間ほぼ横ばい。
3.(今後)家庭用ソフトダーツボードは日本の住宅事情には向いてない?と思ったお話。
4.その他の参考情報
ひとつずつ見ていきます。
1.ダーツの国内競技人口は580万人(2019)
ソースは以下。鈴木未来プロがスポーツ庁を表敬訪問した際の記事です。(19/05)
ダーツを年に1回以上プレーする国内の競技人口は580万人。プロ選手も約2000人いるという。
また、鈴木未来プロはダーツライブオフィシャルプレイヤーであり、ダーツライブ社の絡む過去のリリースを見ると、ダーツの競技人口は2018年には660万人、2019年には580万人、という表記で統一されています。
- 国内シェアNO.1 DARTSLIVEがMamoru PUSHのワンタイムQR認証機能を搭載。 世界17か国に展開!誰でもプレイ可能に!(19/10)
- 【第7回】株式会社ダーツライブ様:日立システムズ(18/??)
- 球界初!『DARTSLIVE×FIGHTERS Darts Set』を7/10(火)より販売(18/07)
気を付けなければならないのは、660万人という数字が古い推計に基づいている可能性がある、ということです。真相はわかりかねますが、ダーツ界隈では2009年頃から660万人と推計されてきたようです。
2.ソフトダーツマシンの導入店舗数はこの10年間ほぼ横ばい。
競技人口の話から想像するのは、界隈として人口が激変する出来事があまり無かったために過去の推計が用いられ続けたのかなぁということです。たしかに、10年間で660万人→580万人と方向性はややネガティブです。
そこで、WikipediaのPHOENIX(ダーツマシン)のページに、こんな記述があります。
導入店舗数はPHOENIX・VS合計で約2100店舗(2010年4月現在)に達しており、DARTSLIVEシリーズ(2010年4月現在で約2700店舗)と並び日本有数の規模で展開されるダーツマシンとなっている。
これのおかげで比較ができるのでたいへんありがたい情報です。
2020年8月25日現在、PHOENIX、DARTSLIVEの設置店舗数は以下のようになっています。
PHOENIX:2357店舗
DARTSLIVE:2668店舗
この10年間でPHOENIXは増加傾向、DARTSLIVEは微減という結果です。全体として多少増えてはいるものの、伸び悩んでいる印象を受けます。
これは導入店舗数であって導入台数については不明です。
とはいえ近年はゲームセンターも減少しており、レジャー・アミューズメント産業の現状を考えると大型で台数の多い店舗に集約している、という見方は妥当では無さそうです。
つまり、台数自体もあまり増えてはいないと考えています。
3.(今後)家庭用ソフトダーツボードは日本の住宅事情には向いてない?
このようにソフトダーツの界隈を見ると、次なる販路は「家庭用ダーツボード」や「より小規模なBAR等への導入」などが思い浮かびます。
「ダーツライブの歴史」を見ると2004年に本運用開始、2010年頃にかけて大きく伸長し会員数を増やしています。その後2011年に家庭用ソフトダーツボード「DARTSLIVE-100S」発売、2015年に「DARTSLIVE-200S」発売と、伸び悩みの10年に家庭用ダーツボードに投資してきたことが窺えます。
しかし家庭への導入には、「場所の確保」と同時に「騒音問題」への対処が必要です。
ソフトダーツは思った以上にバンバンうるさいためアパート等ではおすすめされないのが実情ですが、日本の総世帯の約4割が共同住宅であることを思うと、普及への大きな壁が見えます。
2017年には静音性を追求した「DARTSLIVE ZERO BOARD」が発売され、メーカーも家庭用には静音性が重要だと本腰を入れているようです。ただ、初心者の僕には自動計算機能の無いソフトダーツボードはコア層向けに見えます。
騒音問題への具体的アドバイスに「ハードボードなら静か」という声が返ってくることもありますが、それは本末転倒です。
ソフトダーツは、デジタルとの融合による手軽さや遊戯性の高さ、安全性からダーツの裾野を大きく広げました。
そうした普及の肝を残しつつ深夜でも投げられるくらいの静音性を両立したときには、またダーツ人口が増加する大きなチャンスなのかなぁと思います。
以上がググってもあまり出てこないけどググって出てきたダーツ人口に関する事柄のメモです。
そういえば「普及の肝」デジタルとの融合はどのボードメーカーもオンライン対戦のアプリを作ったり、スマホ・タブレットとの連携で最高にイケてるものを作ろうという気概が見えますね。
僕はいま中古5000円で買ったダーツライブ100Sをさっさとセグメントがぶっ壊れるまで使い込んで200Sが欲しいところです。
4.その他の参考情報
以下は補足の参考情報としてメモしておきます。
・ダーツライブ社の決算公告(2014年3月期~2020年3月期)
(単位:百万円)
官報決算データベースより引用。また、13期以前のものは未上場会社の決算情報ブログ様から引用させて頂きました。やっぱり膠着感はありますね。頑張ってほしい。
・DARTSLIVEの歴史・会員数
上述のページですが…
2006.11
サービス開始から3年、DARTSLIVEサービスの登録会員数が10万人を突破。
2008.11
DARTSLIVE携帯向け有料サービス、登録会員数20万人を突破
2020年ともなりますが、この後の会員数が出てきません。有料会員30万人はまだ未到達なのでしょうか。本当のところが気になります。
終わり。
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