証券口座を一般口座から特定口座に変更した件に関するメモ。

4月~5月にかけてSBI証券とGMOクリック証券の口座を開設した。
証券口座には大きく3つの口座種別がある。
  1. 一般口座
  2. 特定口座(源泉徴収あり)
  3. 特定口座(源泉徴収なし)

 

一般口座は自分で取引履歴から損益を計算し、年間利益が20万円を超えるようであれば確定申告が必要。逆に言えば、20万円以下であれば税金が免除される。
 
特定口座は売買の損益を証券会社側で計算してくれる。特定口座の源泉徴収の有無について↓
源泉徴収あり」だと、利益が出た際にあらかじめ20%の税金を引いてくれるため確定申告の必要がない
源泉徴収なし」だと税金が引かれないため一般口座と同様に確定申告が必要、利益が20万円以下であればしなくても良いのも同様。

 

  • 口座開設の際、「もし10万円の利益が出たら」と考えた。
一般口座は10万円とりあえず手元に利益としてまるまる受け取れるし、再投資するときもまるまる10万円再投資できる。利益がいくら出ようが、最後に確定申告をして税金を払えば問題ない。
 
一方、特定口座の「源泉徴収あり」だと10万円の儲けから税金が引かれて受け取れる額は8万円。これでは再投資も効率が悪いし、検索したら年間利益が20万以下でも還付はされないらしい。確定申告の必要がなくてもこれはいけない!と思った。
 
で、特定口座の「源泉徴収なし」と一般口座の違いについては実はあまり良く調べもせずに一般口座を開き、この8ヶ月特に不自由なくやってきた、と思っていた。

 

こうして年末になると年間利益が気になり始めた。いまさら調べて2つの口座の違いに気付いた。
大事なのは先述の「特定口座は売買の損益を証券会社側で計算してくれる」ところ。一般口座でどんなに一生懸命年間損益が書いてあるページを探しても出てこない。自分で一件一件履歴を調べて、計算して出すしかない。
しかし特定口座なら「年間取引報告書」が発行されるという。特定口座で開設した人ならこれですぐに年間損益がわかるらしい。年間損益がわかれば確定申告も容易。そして「源泉徴収あり」と違って年間利益によっては節税も可能だ。
 
自分で入出金履歴や現在資産の記録を付けていたので自分の計算では年間損益はわかっているものの、正直後悔した。自分は別に確定申告は苦でもないので最初から「特定口座の源泉徴収なし」を選んでおけばよかった。
 
  • 一般口座から特定口座に変更する方法。
 やり方は簡単。だが、ボタンひとつで変更できるわけじゃない。
 
両証券会社とも基本的には「新規開設ならその時選んでね」「いま一般口座の人はログインしてマイページから特定口座の申込書を請求して、本人確認書類と一緒に郵送してね」といった具合で、ヘルプページは下記。
SBIの申込画面。

 

GMOの申込画面。マイページ→登録情報・申請→各種申請書類請求はこちら→特定口座
 たぶんどこのネット証券でも同様だろう。一般口座の人は特定口座(源泉徴収なし)に変更すると、使い勝手がよくなるかもしれない。
 
追記があればまた。
 


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